やりたいことに手を出せずにいた人生でした。

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周りの人間たちが、仲間と何かを創り上げるのを

遠目に眺めていただけの人生でした。

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そんなある日、ぼくはこの牢獄に幽閉されました。

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釈放の条件はただひとつ。

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これまでの人生でやりたかったことをやりきること。

 

今までの人生で己を殺し、我慢をし続けてきた罰です。

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精一杯罪を償うため、ぼくは今日もこの牢獄の中で

やりたかったことをやり続けます。

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牢の窓から天を覗く。

この狭い空に浮かぶ月が照らすのは、どんな未来なのだろう。